国民健康保険の滞納者への対応(全文解説)について
あなたに、40代の税理士から国民健康保険滞納の情報をお伝えします。


2006年11月28日

国民健康保険の滞納者への対応(全文解説)

国民健康保険を滞納すると
不公平がおこります。


それは、国民健康保険を滞納していない方と
国民健康保険を滞納した方との不公平です。


国民健康保険を滞納していない方
から、不満が・・・そして、


国民健康保険を滞納した方を
そのまま放置すると、次のようなことになるでしょう。


役所として、国民健康保険の保険料を期日までに
きちんと支払っている多くの住民の方に
シメシが付かなくる。


そこで、役所は、国民健康保険の保険料を支払っている
被保険者とよばれる方々の負担の公平感を取り戻すために
国民健康保険を滞納した方にある対応が実施されます。




実は、法律では、どのように対処するか決められています。
その法律は、今から50年ほど前にできあがりました。


それらは、

国民健康保険法
国民健康保険法施行令
国民健康保険法施行規則


とよばれています。


現在、国民健康保険に関する運営は、
地方自治体にゆだねられています。


地方自治体とは、市役所、町役場、村役場の
ことをイメージしていただければ、想像がつくと思います。


別の表現をすれば、国民健康保険の保険料は、
地方自治体にとって、貴重な財源です。


国民健康保険の保険料を滞納する方が現れると
地方自治体の財源が、少なくなります。


これは、地方自治体にとって、大きな問題です。


市長や町長、村長が、積極的にこの問題の解決に向けて
行動するとされています。


国民健康保険の保険料の滞納が発生したときは、
その滞納者の方に、積極的に書類の送付、
電話をかける、訪問をする、等々、連絡取り、
納付をして頂くために勧奨をされます。


また、滞納した国民健康保険の保険料に関する
納付相談や納付指導などをつうじて、

国民健康保険の保険料を滞納してしまった方
との接触の機会を増やします。


このようなことを実施し、
国民健康保険の保険料の滞納者から、
滞納分を回収することに努めます。


そして、本来の目的である、
国民健康保険の保険料を支払っている被保険者の
負担の公平感の実現に向かいます。



では、具体的に見てみましょう
まず、国民健康保険を滞納したといっても
2つのタイプがあります。


ひとつは、
国民健康保険の保険料を滞納したということが
分かった場合。


そして、もうひとつは、
国民健康保険の保険料の滞納が継続している場合です。


いずれにしても、
滞納扱いとなっている国民健康保険の保険料を
役所は、回収するために行動します。


国民健康保険の滞納者に対して、まずは、
口頭や文書で、十分に知らせることにしてます。


また、国民健康保険の滞納者に対応するときは、
役所内の税に関する部門と連携を密にすること
とされています。


国民健康保険の保険料を滞納した者に対して
役所内で、こんな処理がされています。


国民健康保険の保険料を納期限までに
納付しなかった者を国民健康保険の保険料

滞納者として、ピックアップして、
滞納者名簿を納期ごとに作成します。


つまり、国民健康保険の保険料を滞納してしまうと、
滞納者として、名前が残ってしまう訳ですね。


国民健康保険の保険料は、制度上、
世帯主が負担することになっています。


結婚されていない方の場合、世帯主は、親であることが
多いことから、違和感のあるひともいるかもしれません。


そして、国民健康保険の保険料を滞納し続けて数ヶ月、
滞納を継続していると役所からイエローカードが・・・


そのような世帯を特にマークして、滞納者名簿から抜き出し、
対象世帯主台帳とよばれる台帳に名前が移されます。


つまり、2つの書類に国民健康保険の保険料の滞納者として
名前が、残ってしまうことになります。


それでは、国民健康保険の保険料を滞納し続けて
数ヶ月経ったために、対象世帯主台帳に、名前を
刻まれてしまったあなたは、どうなるのか。


役所では、この滞納者の方々に対応したときの記録を
細かく記録に残しています。


まずは、短期被保険者証の交付です。


国民健康保険の保険料を普通に支払っていても、
実は、使っている保険証には、有効期限という年月日が
記載されています。


しかし、国民健康保険の保険料を滞納してしまった方には、
この有効期限が、適用されなくなります。


その代わりに、有効期限が、短くなった
国民健康保険の保険証が交付されます。


この正式名称が、短期被保険者証です。


これは、対象世帯主台帳に名前が記録されてからも、
数ヶ月、国民健康保険の保険料の納付がなく、
引き続き滞納している方が対象となります。


おおよそ、名前が記録されてから、
半年間、納付の実態がないと、このような
有効期間の短縮された保険証を交付されます。


また、半年間待たずとも、市長や町長が判断したときは、
随時、有効期間の短縮された保険証を交付することができる
とされています。


この短期しか使えない保険証の特徴は、
交付された日から最長でも、半年間です。


ただし、更新ができます。


でも、1年を超えて更新することが
できない仕組みになっています。


つまり、この保険証を受け取ってしまうと
場合によっては、あと1年間で・・・


さて、特別に事情がないにもかかわらず、
国民健康保険の保険料を滞納して、1年を経過すると、

交付されていた有効期限の短い保険証を
返還して下さいという、案内がきます。


また、人によっては、
市長や町長の許可があったからと言うことで、
前倒しで案内が届く方がいるかも知れません。


でも、例外もあったりします。
それは、やっぱり特別な事情と言えるかも知れません。


主に

老人保健法の規定による医療
原子爆弾被爆者への援護に関する法律による一般疾病医療

を受けることができる世帯です。


やはり、ご老人がいらっしゃる世帯には、配慮されています。
また、原爆で被害を受けた方に対しても、配慮されています。


さて、その他にも、
国民健康保険の保険料を支払えなくなった事情が
特別な事情、役所に認められるこんなケースが、あります。


災害によって財産をなくしてしまった。
盗難によって財産をなくしてしまった。

世帯主や家族が病気やケガをしたことで、払うに払えない。

世帯主が、
事業を廃止や休止したことで払えなくなってしまった。
あるいは、その事業で莫大な損害を被った。


大きく分けると、3つです。

予想できない原因。
病気やケガが原因。
世帯主に起こった状況。

国民健康保険の保険料を滞納して、
1年が過ぎた滞納者の中でも、特別な事情が・・・


特別に事情が、あるときは、配慮がされています。


国民健康保険の保険料を滞納して、1年を経過しても、
交付されていた有効期限の短い保険証を手続きして
返還しなくてもいいという対処が、あります。


役所は、このような対象世帯主と接触を緊密に行って
調べた結果、特別な事情があると認めるときは、
その世帯主に対して書類の提出を求めます。


その書類は、


国民健康保険被保険者の特別の事情に関する届出書

国民健康保険被保険者の老人保健法の規定による
医療等に関する届出書


と呼ばれています。


さあ、役所から、書類の提出を求められた世帯主。
どうすればいいのでしょかう。

あるいは、書類の意味が分からず、放置してしまった
世帯主は、どのようになってしまうのでしょうか・・・

実は、届出書の提出を求められた世帯主は、
直ちに届出書を提出しなければならないことに
なっています。


けして、忘れないようにしましょう。


しかし、特に、特別な事情がなく、滞納して1年経過・・・
国民健康保険の保険料を滞納してしまった方。


役所は、有効期限の短くなった保険証を
返還してくれとあわせて、あなたに弁明できる機会が
与えられます。


早い話が、国民健康保険の保険料を滞納していても
言い分があるのであれば、聞きますので
ということですね。

専門用語では、弁明の機会を付与するとも
いいます。


あなたが、なぜ、
国民健康保険の保険料を滞納したのか。
その弁明の機会です・


この弁明の機会を役所が、あなたに伝えるには、
電話連絡のような口頭ではなく、訪問のような形式ではなく
書面で通知することにより行われます。


手紙が届くと言うことですね。


あなたは、手紙を受け取ったらどうしますか


返事を書きますか?
それとも無視ですか?

普通は、どんなないようであれ、
返事を書きますよね。

なぜ、国民健康保険の保険料の滞納したのか?
その返事を書きましょう。




国民健康保険の保険料を滞納しまって、
届いた弁明書を出しました。


でも、弁明の内容を役所が見て、
国民健康保険の保険料の滞納について、

役所が納得しない場合、
いよいよ、保険証の返還に手続に入ります。


ましてや、世帯主が期限までに弁明書を
提出しないときは、被保険者証の返還を求められます。


その内容は、またまた、書面で行われます。
早い話が、手紙が届くと言うことです。


この時点では、役所は、やることはやったとして、
堂々と保険証を返還して下さいといってきます。


当然、手紙が届いた
世帯主は、被保険者証を返還しなければいけません。



さて、国民健康保険の保険料を滞納が、続いた結果
役所から期間の短くなった保険証を返してくれといわれ、
あなたは、保険証を返還しました。


すると、役所は、ある書類を保険証の代わりとして、
国民健康保険の保険料を滞納した世帯主宛に交付します。



それは、「資格証明書」とよばれています。



でも、なかには、どうして良いか分からず、
返還しない人もいます。


このとき役所は、こう考えます。


国民健康保険の保険料を滞納している方が
もっている、保険証の有効期限が切れた保険証は
返還されたものと考えます。

専門用語で「みなす」ということにするということです。



そして、ここでも、ご老人の方は、
配慮されていることがあります。


国民健康保険の保険料を滞納したことによって、
有効期限の短い保険証を持っているなかに、

老人保健法の規定による医療等の給付を受けることが
できる方がいる場合には、

その方に被保険者証つまり保険証が
引き続き、交付されます。


さて、ご老人ばっかり、という訳ではありません。


他にもいらっしゃいます。
このような扱いになるのかという方々が。


それは、役所が「よし、わかった」
といえる特別な事情があるときは、
書類を提出することで、助けていただけます。


扱いは、6:特別な事情を参考にして下さい。
結果、病院や診療所できちんと使える保険証を交付して頂けます。


その後、国民健康保険の保険料の滞納分が、
まだ解消できない場合には。



すると・・・
いよいよ、やってきます。


病院や診療所で保険が使える治療が受けられない・・・
そんな事態が。


専門用語で、保険給付の差し止めといいます。
でも、ここでは、一時的です。


でも、場合によっては、市長や町長が認めた場合は、
前倒しもあるかも知れません。


繰り返します。
あくまでも、一時的の対処です。



そして、このお知らせは、電話や訪問などで
いわれるのではなく、手紙です。


保険給付一時差止通知というタイトルです。




またここで、一部の方には、
配慮がされています。


特別の事情があると認められる世帯主については、
保険給付の一時差止は、できないことになっています。

 
そして、今からでも、
けして、遅くはありません。


本当に特別な事情があって、認めてもらおうとするならば、
役所には、その内容の書類を送ることができます。


特別な事情は、6をご覧下さい。


受け取った役所では、内容を見てくれます。
そして、審査した結果、役所が適正と認めるときは、


手紙で送った「保険給付一時差止通知付」の扱いを
解除してくれます。


そして、資格証明書の交付を受けていたときは、
新しい保険証を一緒に交付して頂けます。



国民健康保険の保険料を滞納して、1年以上がすぎ、
本来の保険証の代わりに交付された資格証明書の交付を
受けている世帯主についての話です。


保険給付の一時差止の手紙を受け取ってしまい、
特別な事情もない方のことです。


国民健康保険の保険料の滞納分を完全に支払えないとき
もし、役所が何らかの理由で、
この国民健康保険の保険料を滞納している方に


支払う給付があった場合には、
その金額と相殺することができるとされています。



実際のケースの中で、金額の大きいケースでは、

□ 出産育児一時金
□ 葬祭費

が考えられます。



そして、
相殺しましたよ・・・


という内容は、保険給付充当通知というお手紙で、
通知されることになります。

ようやく、支払う目処がたったとしましょう。


滞納分について、全額支払いがあった場合には、
ちゃんとした保険証を交付して頂けます。


また、全額でなくても、
かなりの滞納分を支払った場合にも、
このような配慮がある場合があります。


更に、特別な事情がある場合があって、
役所の手続きをきちんと行っている場合には、
やはり、配慮がなされています。


こんなに長い間、
国民健康保険の保険料を滞納しても、
ちゃんと交付をして頂ける。


普通の保険会社だったら、
できませんよね。


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この記事へのコメント

1. Posted by 与太郎   2013年10月03日 12:59
収入が無くても保険料の納付義務が発生する事がそもそもオカシイ。
3割負担では医療機関の窓口で払うカネが用意できないからどのみち医療を受けられない。
納付相談は事項を停止することが目的であり、時効制度に対する脱法行為。

>国民健康保険の保険料を滞納しても、
>ちゃんと交付をして頂ける。
>普通の保険会社だったら、
>できませんよね。

ガン保険の死亡給付金が、現実には支払われない事は有名な話ですね。死亡診断書に死因が「ガン」なんて書く医者居ませんから。

国保も50歩100歩の詐欺制度でしょ。

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税理士 堀井 昭彦
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